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Akiko Fukunaga [Diary]
by acco_gluck
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四季

四季_e0105782_16524062.jpeg
四季_e0105782_15335320.jpeg
一昨年描いたこの紫陽花が、今年は可哀想なことになっていました。

6/30の誕生日は例年梅雨ど真ん中なのに、こんな猛暑は生まれて初めてでした。
日本の四季がおかしい。

日本画は四季と共にあると思っているので、このことは由々しき問題ですが、おそらく地球自体が熱くなっているのではないかという気がしています。
大気や海流の動きが変わり、気候が変わり、日本の豊かな四季が変わろうとしています。

地球さん、人間がこんなにいじめて申し訳ない。
全人類が地球に感謝したら変わるんじゃないかな、と思う今日この頃。


6月は、母を乗せて車で高山と伊東にドライブ旅行に行ったり、岡崎市に住む妹・姪っ子たち・2歳の姪孫が我が家に来たりと、なんだかんだで忙しく制作が手につかなかったのですが、ようやく画描きモードに入りました。

去年写生したきれいな紫陽花を描いていますよ。
(その紫陽花も今年はカラッカラ。去年描いててよかったー。)
11月の共晶点にお見せできると思います。

精神を研ぎ澄ませて。画描き道を一歩ずつ歩みます。


# by acco_gluck | 2022-07-05 17:36 | Painting | Comments(0)

松阪いってきました

松阪いってきました_e0105782_19210926.jpeg
ギャラリーmosの花展の最終日に、搬出も兼ねて行ってきました。

急な思いつきにもかかわらず、母の世話に姉が協力してくれたので実現しました。
感謝!
わずかな在廊時間に合わせて妹と友人が駆けつけてくれて、また感謝!

お若い作家さんたちの作品も素晴らしかったです。
お声かけ下さいました松本社長、素敵な展示に参加させて頂きまして、まことにありがとうございました。


うららかなお天気の17日、久しぶりの新幹線に内心ウキウキの私。
名古屋でにわかに曇り空になり、三重県に入るとなんと雨降っとるやないかい。
3時にホテルにチェックインし岡崎市在住の妹と合流してギャラリーに向かう。
初対面の社長さんはなんだか初めて会った気がしなかったです。

初めて訪れる松阪は、私にとっては魅力的な歴史の街。

展示初日に観てくれた松阪出身の友人が送ってくれた観光パンフレットを見て、私が日本橋で特別にお世話になった小津和紙の本家や、私の制作の題材ともなった本居宣長の故郷を知りたいと思い、松阪行きを決めたのでした。

雨が降り続く二日目。まず産業振興センターに入ると、入口に日本橋の文字。
松阪いってきました_e0105782_21442228.jpeg
小津和紙のウロコキュウ(△に久)の家印を見た瞬間、テンション爆上がり!
私の日本橋の原点はここ松阪にあったんだな、と感慨も一入でした。

そして、伊勢参道沿いの旧小津清左衛門家へ。
松阪いってきました_e0105782_22213378.jpeg
松阪いってきました_e0105782_22171607.jpeg
歴史にお詳しい案内の方と小一時間話し込んでしまいました。

松阪はもともと、信長・秀吉に仕えた近江の蒲生氏郷(うじさと)がこの地に城を築いて、地名の松ヶ島に大阪の阪をあてて松阪としたそう。
そして町を整備し、近江から商人を連れてきたとのこと。
その一つが小津家なのだと案内の方に聞いた瞬間、私は鳥肌が立ちました。

福永家は近江。
(祖父が大正時代に東京に出て、日本橋の近江の呉服屋に勤めました。近江商人が多く住む日本橋蠣殻町で父と私は生まれました)
福永家をたどると宇多天皇に行き着き、小津家は清和天皇に行き着きます。
同じ源氏の血族となります。家系図を見ながらまた鳥肌。

さらに、小津と名乗る前は三好氏で、母の故郷の阿波の三好にも通じます。
近江は淡海(あわうみ)が転じたものですから、繋がりがあると思います。

私が日本橋のシャッタープロジェクトの立ち上げに関わり、画業の礎の場を与えてくれた小津和紙と出会ったことは、決して偶然ではないと思いました。
松阪いってきました_e0105782_23314398.jpeg
全国からの伊勢神宮参拝者が行き交う参道沿いのこの屋敷には、貧しい方にはこの大釜とかまどで煮炊きをした食事と寝床を無償で提供したそうです。
その当時の人々の笑い声が聞こえてきそうな空間。

この損得を超えた愛こそが、こうして何百年も繁栄を続けるお家の基なのだと。
与えたものがめぐりめぐって還ってくる。
その精神は、日本橋の小津でも息づいている。だから私は小津が好きなんだな。


そして、本居宣長もまた、小津家の人だったことに驚き!
本居宣長記念館は残念ながら休館日でした。
松阪いってきました_e0105782_23585158.jpeg
私が2018年個展を「もののあはれ」としたのは、「日本人の根底にある、この独特な感性はなんと表現するのだろう」という問いに、見事に応えくれたのが本居宣長の『もののあはれ』という言葉だったからです。
彼の文献を読むにつけ、その感性には相通ずるものがあり、松阪にその土壌があるのだろうと思ってきました。

小津家に生まれながら、医者であり、学者で思想家でもあった。
医学修行で京都にいた若い頃に、案内の方曰く「やんちゃしていた」そうで、その期間が彼の風流を解する感性を目覚めさせたのだろうと私は思います。

京都、江戸、山桜、古事記。なんだかとっても親近感が湧きます。


短い時間だったけど、制作に向け、とてもいい刺激を貰えた旅でした。
がんばろ。


# by acco_gluck | 2022-04-20 00:29 | Painting | Comments(0)

松阪で展示です

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この度、ご縁あって、三重県松阪市のギャラリーMOSさんで開催される「花〜もののあはれ〜」展に参加させていただきます。

私が2018年に銀座柳画廊で二度目の個展「もののあはれ」をさせて頂いたあと、雑誌アートコレクターに作品を載せて頂いた時に、本居宣長の言葉に触れた私のコメントをお読みくださった松本社長さんからお声かけをいただき、この趣旨に深く共鳴しての出展です。

過去作ではありますが、私の「もののあはれ」を表現した二点を出展いたします。
一点は去年発表した「clover」、もう一点は2010年に制作した作品となります。
自分でもとても気に入って、家に飾っていた蓮の作品です。
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「Purity」
剣舞蓮という、真っ白な花びらが尖って見えるスッキリした品種。
私の中では、幽玄、言い換えれば「もののあはれ」という花なのです。
少しシワを作った綿布に、墨とアクリル絵具で描いています。
写真ではわかりませんが金色がキラキラしています。

観て頂ける方はぜひ!


【日時】2022年4月9日(土)~4月17日(日)木曜休廊
10:00~18:00 ※最終日16:00まで

【出品作家】 50音順(敬称略)
足立徹、安藤由香、髙田久惠、田中香里、棚町宜弘、長野聖司、橋本絵里奈、福永明子、藤木貴子、宮田佳子



# by acco_gluck | 2022-04-07 01:37 | Painting | Comments(0)

『蒼天』『蕾』リリース❗️

新年が明けて10日も経ってしまいました。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

昨年は4月に個展というピークがあり、その後はグループ展の企画などで忙しく、あっという間の、でもとても充実した一年だったと思います。

あの個展で、2019年に描いた大作「蒼天」に曲を書き下ろしてれた小川紗綾佳さんの『蒼天』『蕾』の二曲が、なんと❗️1/11に公式にリリースされます❣️

いよいよ明日からです。



『蕾』のジャケットは、紗綾佳さんをモデルにした作品「花になる」を使って下さいました。

個展会場の銀座柳画廊で、絵と音楽の一つのコラボレーション作品として展示しましたが、融合することで感動が倍化するのを肌で体感しました。
これまでライブペインティングの共演で何度もそれをやってきた私たちですが、このコラボほど完成されたものはないというくらい、素晴らしい作品です。

ぜひ、私たちの作品として、お楽しみ頂ければと思います。


# by acco_gluck | 2022-01-10 14:42 | Music | Comments(0)

共晶点を終えて

共晶点を終えて_e0105782_18364314.jpeg
10回目の共晶点が、一週間前に無事終了しました。

五日間で1331名!というたくさんのご来場。
10周年に相応しい素晴らしい展示となり、お蔭様で大好評を戴きました。

お越し頂きました皆様、来られなかったけど応援して下さった皆様、陰ながら支えて下さったアートライン関係者の皆様、そしてこんなに素晴らしい作品を作って下さった作家の皆様、本当にありがとうございました❗️

期間中に風邪気味になったものの、手作りショウガシロップで発熱せずに鼻風邪に抑えこみ、終わってからドッと出るかなと思いきや、なんとなく復活。

ご注文頂いた記念冊子も無事届き、お手元に届いている頃かと思います。
今回は日本画のみならず、この冊子作りが私の制作の一部でありました。

第一版は64ページの原稿を夜な夜な作り、印刷屋に入稿しましたが、第二版はその原稿を写真として、プリント屋さんでフォトブックをオーダー。
写真をプリントしない今どきのアルバムなんですね。安くて手軽で便利!
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この4ページは私の各年の代表作品のページ。
今までのフライヤーや展示風景を振り返り、作家たち自身も感慨深そうでした。

「こんなに素晴らしい展示、来年のハードルを上げてしまうな〜」と毎年思うのですが、毎度思えるということは、毎年どんどん良くなっているということです。それってすごいことです。

今回、つくづく思ったのは、作家たちがそれぞれインスパイアし合っているということです。

だから手が抜けない。本気で自分に挑む。より良いものを作ろうと思う。
そんな場がここにある。ということは、とても幸せなことです。


今回の新作6作のうち、個人的には一番描きたかった作品。
6月に公開した2012年の作品「いぶき」に通じるテーマです。
共晶点を終えて_e0105782_19371796.jpeg
「種」 P20 2021年 雲肌麻紙 膠 岩絵具 ジェッソ パステル


以下、冊子の冒頭に挨拶文として書いた、私の文章を載せます。

「共晶点とは」

柏という街は、面白いところです。

アートラインかしわが発足した2006年のこと。

かつてあったクリエイターの巣窟で、絵描きとミュージシャンが中心となり、ライヴペインティングイベントが自然発生的に始まりました。

そこで柏の街づくりのボスである石戸新一郎さんとお話しする機会があり、「今度アートラインかしわっていうのを立ち上げるんだ」とお聞きし、アートラインの主たるプログラムとしてライヴペイントを任されたことから、私はアートラインかしわ実行委員会に入ることとなりました。

街づくりの仕掛け人たちの中で唯一のアーティストでした。

そして2012年のアートラインかしわで、柏市民ギャラリーでの展示の企画を任されました。

多ジャンルの展示をやりたいと思い、私の知り合いの作家や、前年度に知り合った柏の葉アトリエの作家、柏美術学院の講師などにお声かけして始まったのが、「共晶点〜柏ゆかりの新進作家〜」でした。

柏は、東京藝大のある上野と取手キャンパスの中間ということもあり、藝大の学生や卒業生が多く住んでいて、どんどんと仲間が増えていきました。

共晶点という言葉は、物理用語です。
「複数の成分が混ざり合う溶液から共融混合物が生じる温度」。

芸術に置き換えると、各々の表現でありながら、合わさると別の空間に昇華するということ。
その化学反応を起こす場でありたい、という想いで名付けました。

その温度は毎年違うかもしれない。
また、輝く混合物には、ある程度の質と精錬された純度が必要です。
その見極めは重要ですし、楽しみでもあります。

共晶点の作家たちは、その純度に独特なものがあるように思います。
それは真摯さ、ストイックさと呼べるものかもしれません。
その視点は、作家だからこそわかるものであり、目新しさとは無縁です。
ですが、言葉にできない何か胸に響くものがある。

そんな体験をしていただける場としてご好評を頂き、今回で共晶点は10年の節年を迎えることができました。
その記念として、この「DECADE共晶点」を作りました。

これもひとえに、ご支援とご協力を頂きました皆様、楽しみに観て下さる皆様、そして作家の皆様のお蔭様です。本当にありがとうございます。

「新進作家」だったアーティストもキャリアを積み、中堅となってまいりましたので、この10周年を機に、タイトルを「共晶点」のみとすることにいたしました。

まだ若者と呼べる年齢だった私はよく「柏には、物分かりのいい大人がいっぱいいてくれる」と口にしていました。
今度は私達がその”物分かりのいい大人”になる番です。

これからも進化していく、アートラインかしわの「共晶点」をお楽しみください。

                 主宰  日本画家 福永 明子


# by acco_gluck | 2021-11-21 19:56 | Painting | Comments(0)