怒濤の、そして夢のような6日間が終わりました。
来ていただいた皆様、どうもありがとうございました!
写真は、開催初日のレセプションパーティーにお集まりいただいた、似顔絵を描かせていただいた老舗のご当主の皆様と、マスコミ関係の方々。
普段、お目にかかれることもないであろう方々との交流が許されたのも、すべてこのプロジェクトを企画してくださった日本橋めぐりの会主宰の川崎さんご夫妻、そして母校である京都造形芸術大学東京事務所の鈴木さん、そして何よりご協力いただいた老舗のご当主の皆様方、また小津ギャラリーの皆様、関わってくださった皆様の御蔭様です。
本当にありがとうございました!!!
詳しい記事が、日本橋めぐりの会のサイトに掲載されておりますので、ご覧ください。
http://www.ninben.co.jp/meguri/04ganriki/index.html
そもそも、京都造形芸大の紹介で、去年の6月に最初のシャッターの企画に気軽に参加したのが始まりで、私が生業で似顔絵を描くことを知った川崎さんが、今回の似顔絵リレーの企画を思いつき、広重の没後150年を記念して、命日の9/6に合わせて、会場の小津ギャラリーを押さえてくださいました。
似顔絵展だけでなく、私の作品も!という私のワガママで、今回の企画展になりました。
旦那衆の似顔絵は、最初のお三方までは直接お会いしたのですが、何しろお忙しい方々ばかり、アポイントをとることすら難しいので、写真をお預かりして描くことになり、年末から8月頭にかけて、シャッターの合間などに少しずつ描いていきました。
レストラン東洋のシャッターが終わったのが8/18。
それまで少しずつスケッチやパネル張りや下地塗りなどの準備はしていたものの、制作に没頭できたのは、19日から。
その間には馬橋祭りでの似顔絵もあり、当日までほとんどまともに寝ていない。
自分でも、よくここまで出来たと感じています。
公募展に出していた頃や、特にライヴペインティングなど、「これで出来たとするか」と、止め時をムリヤリ決めることが多く、完全に描きたいものを出し切るということはなかなかできないのが、私の常です。
が、今回は、「よし!出来た!」と言ってサインをした作品ばかり。
これを奇跡と呼ばずしてなんと言おう。
今回のテーマは「江戸しぐさ」。
本当は『しぐさ』とは「仕草」ではなく「思草」だそうです。
現代の日本人が忘れてしまっている、この「思い」を描きたかった。
江戸の時代から続く老舗の皆様方は、実際にお会いしてみてつくづく、この江戸思草を体現していらっしゃる、素晴らしい方ばかりだと感じました。
決して威張らない。こんな一介の絵描きに対しても、親しく下座をされます。
一番感動したのはそのことでした。
まだまだの私ですが、これからどんな大人になっても、こうして出会えた素晴らしい方々をお手本に、決して威張ることなく、謙虚に精進していこうと、決意を新たにしました。
ありがとうございました。合掌