2年ぶり3回目の「柏融展 〜柏に住まう作家たち〜」が始まります。
8/11(金祝)〜8/15(火) 10:00〜18:00 (初日は13:00〜)
柏市民ギャラリー
(柏市柏1-7-1 DayOneタワー3F パレット柏
お盆で、しかも台風がバッチリ被りそうな気配ですが。
柏駅南口からアーケードを通れば傘をさすことなく来れます。
もしご都合が合うようでしたらぜひ、レベルの高い作品たちに触れて頂きたいと思います。
私は過去作6点を展示致します。
「無外」P80 2012年
描こうと思ったきっかけは、2010年に起きた尖閣沖漁船衝突事故でした。
その翌年には東日本大震災。
愛する日本を守りたい!という、私の中のやむに止まれぬ大和魂が奮い立ち、居合をモチーフに描きたくなりました。
日本橋シャッターを描かせて頂いた、室町の割烹とよだの若旦那がお師範をされていたので、無外流のお稽古を取材させてもらい、その中で一際カッコいい女性をモデルに描きました。
「無外」。日本という元来整った社会を持つ稀有な国は、外に無い。
今のこの混迷を極める世界の中にあって、今こそこの作品を展示しなければ!という想いになりました。
私自身がこの作品に対峙して、心新たにしたいのかもしれません。
そして、2021年に描いた「種」も手を加えて展示します。描いた時には漠然とした想いでつけたタイトルが、先日の一周忌において図らずも繰り返し聞くことになりました。
若者たちに向けて述べられた遺言とも言えるこの「種」という言葉の重み。
私がこの絵で表現したかった地球意識(ガイア)にとっても、おそらく日本の行く末を担う者は、まさしく「種」そのものなのだと思います。
柏の片隅からでもそんな一点の光明が点せたら、いいな。