
3/8に能舞台の鏡板が完成しました。
柏から南青山まで、毎日往復3時間の運転で通うこと2ヶ月半。
冬の始まりから終わりまで、よくがんばりました自分!おつかれ様❗️
描き上げた時の写真は床に置かれた状態だったので、先週末の嵌め込み工事が済んでから全体像でお披露目したくて、投稿が遅くなりました〜。
今日現場監督さんに撮って送ってもらいました。ありがとうございます♪
思えば、去年の夏のギックリ腰、〜制作三昧、〜共晶点、〜松阪展示、〜南青山と、息つく間もなく突っ走ってきました。
5年前に描かせて頂いた京都真謡会館の鏡板との「兄弟松」というコンセプトで、同じ群青を用いることで兄弟感を出すことにしました。
見本となる松が窓の外のお庭にあることで、私の写実の虫が発動!
写生を入念にして、毎日お庭に出ては松と対話しました。
この300年、どれだけの職人さんがこの松を愛して育ててきたかに想いを馳せて、私も敬意をもって愛を注ぎました。この幹を描いてあげるね!と。
年始の三が日以外通い詰め、極寒で他の植物たちも枯れかかった時は必死にお世話して、お庭の管理会社の方に復活具合を驚かれたりしました(笑)。
皇居外苑の美しい黒松を取材に行き、内堀通りを通って松を観察する日々。


2月になると、道路という道路が工事だらけで渋滞が激化。
渋滞にハマる時間が勿体無いのと朝弱いのとで、作業時間が昼から8時過ぎまでになっていきました。
当初は、料理ができない母のために宅配弁当を頼んでいたのですが、口に合わず辞めて、焼き魚と味噌汁など、母にもできることを電話で指示する日々でした。
南青山ランチ高すぎ問題は、青山ごはん亭のお弁当とパン屋さんで凌ぎました。

お弁当の美味しさは勿論だけど、マスク越しでもわかる奥さんの笑顔に会いたくて通っちゃう。本当にお世話になりました❣️塩ダレチキンが激ウマでした〜!
その他にも、施主さんの娘さんと夜遅くまで語り合ったり、京都時代からの友達が金箔の砂子作りの手伝いに来てくれたり、工事関係者の方たちや見学に来られる方と話したり、たくさんの方と関わりを持てたことも楽しかったです。
残りの工事や他の階のテナントの内装を経て、ビルのオープンは5月の予定。そうしたら詳しいこともお知らせできるかと思います。(残念ながら能舞台はお稽古場なので基本的に非公開です)
もうすっかり春。
ずっと出来ずにいた家の断捨離を終え、これから桜の写生三昧になります🌸
来年の個展に向け、制作モードに入ります!