16日間に亘った銀座柳画廊の個展が無事終了しました。
お越しいただいた皆様、御購入下さった皆様、応援して下さった皆様、そして何より銀座柳画廊の社長・副社長・社員の皆様、本当にありがとうございました。
2年4カ月ぶりの個展。
昨年京都での能舞台のお仕事中に社長より個展のお話を頂き、1年後ならとお請けしましたが、年末まで滞在が延びて、しばらく腑抜け状態となり、春から猛然とスケッチに励んだものの、かなりタイトなスケジュールでした。
親知らず事件wから復活してから4ヶ月、仕事や所用以外はほとんど家で寸暇を惜しんで制作に打ち込み、20点の新作を描きあげました。
レイソルの観戦も全戦我慢したと言えば、どれほどの集中度かお判りいただけるかと思います(笑)。
前の個展から随分と作風が変わったと多くのお声を頂きました。
私自身はそう思って描いたわけではありませんが、強いて言えば「こうあるべき」という概念を捨て、自分のあるがままを描こうと思いました。
それは図録の挨拶文にも書いた「もののあはれ」についての考察によるものが大きいと思います。
情。emotion。
残りの人生30年。もう恥ずかしがってる場合じゃない。
生きてるってことを丸ごと表現したい。そんな思いで描きました。
自分の行いへの審美眼がこの世の平和の礎となる。
私自身が発したこの言葉を裏切ることのないよう、これからの日々を丹念に生きていきたいと思います。
次の個展は、2年半後の2021年春に決まりました。
今度は私のどんな景色が現れるのか、自分でも楽しみにしています。