柏の人は、柏に帰ってくることを帰柏(きはく)といいます。(ごく一部ですが)
先日、約二ヶ月に及ぶ京都滞在から戻って参りました。
車のバッテリーは完全に上がってるわ、近所の景色が変わってるわ、ちょっとした浦島太郎気分です。
最初は渋々だったのが、京都はやっぱり楽しくて、最後は帰りたくない病に。
滞在を11日延長しましたが、結局仕事は終わらず、年末にまた何日か戻ります。
何をしていたかと申しますと。
詳しくはオープンまで明かせませんが、能舞台の鏡板の松を描いてました。
既に舞台に設置してますが、右手の竹の絵の細かい作業がまだ残っています。3月半ばのオープンが過ぎたら、製作のあれやこれやを綴りたいと思います。
最初はのんびりやってましたが、段々切羽詰まってきて、後半は日曜出勤も。建物の工事自体が大詰めに入り、大工さんや現場監督もほぼ無休です。でも、そんなプロフェッショナルな職人さんに囲まれて、本当に楽しかった。間近で匠の丁寧な仕事を見れて、とっても刺激になりました。
なかなか会えない友達や先生と語り合えたことも、本当に嬉しかった。滞在最後の日には、母校の京都造形大にも行きましたよ。
私が通っていた時とはまるで違う学校のようだけれども、根底にある、自由でブッ飛んだ校風はそのまま。私がこうして画家としてやっていけるきっかけを作って下さった恩人のSさんとも語らい合うことができて、本当に頑張ろうと思いました。
とりあえず。溜まった仕事を着々とこなし、レイソルの天皇杯準決勝を勝ち抜き、京都に戻って製作を仕上げて、元旦の天皇杯決勝を制して祝杯をあげ、ACL(アジアチャンプオンズリーグ)にワクワクする来年を楽しみに、とにかく頑張ります!