
(写真:秋華洞スタッフブログより)
2週間弱の展示が昨日無事に終わりました。
年末のお忙しい中お越し頂きました皆様、真にありがとうございました!
6月に続き、大好きな秋華洞で出展させて頂いて、これからさらに頑張ろうという思いになりました。
田中社長はじめ、スタッフの皆様、本当にありがとうございました。
今回出展した3点の作品は、それぞれ思い入れを込めて制作しましたが、H様の元にお嫁に行くことになったシダレザクラの絵「悦」には格別な想いがあります。

青空の下、満開のシダレザクラを見上げたときの、この世のものとは思えない美しさと至福感を、いつか思う存分に描きたいと思って何度かトライしてきましたが、なかなか難しいものでした。
それを今回、真っ向勝負で挑んで、実現できたのがこの作品。
時々、描きながら涙が止まらなくなることがあるのですが、この絵の制作中もそうでした。(錦織選手の「ゾーン」に似たものだと思うのですが。)
描ききった感と、その至福感と、散ってしまうからこその美しさと無常観。
それが人生という感じがして。
「生」そのものが愛おしく、有難く、美しく思えるのでした。
日本画家として生きて行くことを決意してから、初めて臨んだ展覧会。
本気を感じとって頂けたかどうか。
課題は続く。
がんばります。