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交わり
先週は、銀座柳画廊の野呂副社長に誘われて、火曜日はフランス大使館で行われた東北復興支援イラスト集「マグニチュード・ゼロ」の出版記念パーティー、木曜日は銀座柳画廊にて行われた「アートを語るサロン」に出席した。
出版記念パーティーでは、たくさんの政府関係者やマンガ関係者(少女漫画の巨匠・萩尾望都さんもいらしてたそうだ)の方々がおられ、文化庁長官と名刺交換などさせていただいたが、借りてきたネコ状態でポツンと椅子に座ったりしていた。 同じく独りでいた女性に話しかけてみると、この本の参加アーティストとの事。 「どっかでお会いしたことありませんか?」と言われ、よく考えてみると、2008年に参加したグループ展「COLORS」で隣りに展示していた薦田梓さんだった。 その時の日記→http://accogluck.exblog.jp/9107181/ 相変わらず頑張っておられる。 あの時のように「私も頑張ろう!」と思えるいい刺激になった。 帰宅すると、上野の森から審査結果が届いていた。 前回の日記の通り。しばし凹んだ。 翌々日のサロンは初めての試みで、アートに関わるそれぞれの立場の方が一堂に会し、アートを語るというもの。 いわばアーティスト代表みたいな立場で参加することに、「こんな競争率の低い公募で落ちるような私なんかが行っていいのだろうか」と、自信を失い躊躇していたのだが、野呂さんに電話すると「福永さんの絵も掛けさせてもらってるわよ〜」と明るい声で言われ、観念して行くことにした。 内閣官房や文化庁の方、有名なアートコレクターの山本さんと石鍋さん、久しぶりにお会いした日本橋めぐりの会の川崎さんなどなど、様々な形でアート関連のことに携わる方々が20名ほどが集まって来られた。 ![]() 総じてアートを取り囲む社会づくりの課題や問題点のお話だったのですが、アーティスト同士では決して聞けないことばかり、私にとっては物凄く新鮮だった。 フランスにおけるアーティストの優遇や(政府から生活への補助金があるそうだ)、文化のアピールがへたくそな日本の現状など考えさせられること満載だった。 特に、美術館来場者はダントツの日本だが、アートを所有するという行為には至らないので、美大を卒業してわんさか増えていくアーティストとの、需要と供給のバランスが合っていない現実。 それを聞きながら、日本人にとって美術館鑑賞は景勝地に行くことと同じで、眺めを愛でることを「共有」するものなのではないかと思った。 所有するという発想にならないのは、個より公を優先する、日本人の美点でもあると思うのだ。 かと言って、画家が生業としてやっていくには、絵を買っていただくという「所有」がなくては成り立たないんだけど。 最後、山本さんにファイルを見て頂きながらお話できたのがとても嬉しかった。 「同じような作風の集団の中で、名前を隠したら誰の作品だか分からない。100点の絵を描こうとしてる人たちの中から150点の人が出てくるわけないでしょ?」との言葉を聞いて、私は確かに100点を目指してまだ50点くらいなんだろうなと。 でも、なんだか力んでたのがフッと軽くなった。 そして、決して諦めずに続けていくことこそ肝だな、と腹をくくった。
by acco_gluck
| 2012-03-06 22:12
| Painting
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Comments(2)
春の兆しを感じつつaccoちゃんのブログで一層、心うきうきしてきます。この前の凄いお父さんのことも思い、良い環境の中で、はつらつとした生活が素晴らしい作品を生みだすルーツなんだと思ったりしています。作品にたいしての理解者はこれからきっと増えてきまよ。ここに書いてあるような経験なんて素晴らしいことだと思うし。
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幼い頃からお父さん子でしたから、ルーツそのものですね。
そして最大の理解者である父に言われた通り、自分がいいと思うことをとことんやって行けばいいのだと思います。
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