小津和紙での展示、はや半分経過しました。残すところあと3日です。
「江戸の歌川広重 vs 平成の若手日本画家 橋の絵対決」と題された今回の展示。
御蔭様で、ご好評いただいております。
私の描いた日本橋は、橋、というより、橋の中央にある麒麟像の絵です。
重要文化財であるこの橋の上を、平行な空をのぞかせて、近代文明の象徴である首都高速道路が覆う。
麒麟は、飛翔を表しているのに、これじゃ飛び立てないよ。
という、ちょっと皮肉めいた動機で描こうと思いたったのですが、描いていくうちに、ネガティブな感情よりも、「parallel skyからround skyになったらいいな」というポジティブな思いになっていきました。
そして、高速道路移設計画が検討される中で、現在のこの風景も10年先20年先には「過去」となるのかもしれない、と思ったら、空色で消しきることもまたできませんでした。
何十回と塗り重ねた岩絵の具とともに、たくさんの思いが詰まっています。
6号の人物画も、たくさんの方にお誉めいただきました。
モデルのSちゃんの御蔭様です。どうもありがとう♪
あ、明日10日は、レセプションのため、夕方5時までとなりました。
予定してくださっていた方がありましたら、申し訳ございません。