今日は、仲間のみっ君のお母様のお通夜だった。
30を過ぎた私たちの青春とも言うべき、クリエイターの溜り場だったモナイゾ。
その中心人物だったみっ君は、ミュージシャンであり料理人であり、偶然にも姉と同級の町内の幼なじみだった。20数年ぶりの再会だった。
当時のモナイゾは、倉庫をリノベーションしたブース貸しのショップ、音楽部屋、ギャラリーを併設した何とも魅力的な場所で、私はすっかり魅了されて、オープンから毎日のように入り浸って、モナイゾ初の個展も開催した。
その中で、たまにいらっしゃるみっ君のお母さんとの交流もあった。
ピアノの先生をしていた、センスのいい素敵な可愛らしい方だった。
今回の知らせを受けたのは、近所ではなく友人からだった。
そのうち、町内の訃報の回覧板が回ってきて、私は喪主の友人&ご近所というダブルの関係で、母と友人を車に乗せてお寺に向かった。
実感はまだないが、喪主を務めるみっ君と、嫁となった仲間のS美と、妹のK子ちゃんと、具合が悪くなり出席できなかったお父さんの、心中を思うと胸が痛くなった。
仲のいい家族ほど、亡くなった時のショックは計り知れない。
私も、そう遠くない将来、同じ立場になる。
感情なんか入る余地無く、やることが山積みで、あらゆる所で気を遣ったり、全て終わってからの安堵や落胆、諸々の事後処理、などなど、想像しただけで卒倒しそう。
でもやるしかないんだよね。
そんな時、きっと兄弟や周りの方の大切さが身にしみるんだろう。
きみこさん、貴女のお子さんたちはとても立派でした。
ご冥福をお祈りいたします。