
「なんでカルガモなんだろう」って思ってたら、引っ越し上手だそうな。
今日から、実家の改装工事が始まった。
大工さん2日、クロス屋さん2日の4日間の工事ですけど。
今朝まで何日も実家に泊まり込んで、もともと3人姉妹の部屋だった2階の3部屋のうち2部屋を、ほぼ完璧に真っ更状態にした。
リサイクルショップやらゴミ出しに、連日汗だく。
私は、過去5回の引っ越しをしてるので、かなり捨てグセがあるらしく、思い出の品も「捨てるスイッチ」が入ると平気でバンバン捨ててしまうが、これが家族とはかなりのギャップがあって、しょっちゅうモメる。
昨日は姉も泊まりに来て、残すものの選別をしてもらった。
姉は実家から嫁に行っただけなので、取っとくもののダンボールには子供の時の「こんなものまで?」というものがギッシリ。
捨てたい過去がない人は、そんなふうに思い出を大切に出来るのだろう。
そんな私でも、さすがに捨てるのをためらったのは、大好きだったミュージシャンのLPレコード。
引っ越しのたびに厳選して残してきた、私にとっての名盤たち。
しかし、プレーヤーがない今、とっておいても仕方がない。。
中古レコード屋に売れそうなものだけ売りに行ったが、大好きだった本○恭章のレコードを捨てるときには断腸の思いだった。
「この写真だけ残しておこう」と思ってしまう元カレと、そうでない人。
「他の人にも読んでほしい」と古本屋に売る本と、資源ゴミにしたい本。
くれた人の思いは大事にしたいけど、必要のないプレゼント。
好きだけど、もう着ない服。
そういった自分の中での二者択一を繰り返すうち、どんどんシンプルな自分になっていき、過去より未来に向かう気持ち良さが、引っ越しにはあると思う。
今回は、今までで一番の分岐点になる気がしている。