44MAGNUM「44MAGNUM」
ついに出た!最愛のバンドの最強の復活アルバムが!
かれこれ25年前、44MAGNUMのライヴをTVで観て私は脳天をブチ抜かれた。
私のメタルな高校時代は彼ら一色、青春そのものの存在だった。
が、彼らはポップ路線へ転向、大好きなドラムのジョーは脱退して、解散。
その後のヴィジュアル系バンドに影響を与え、伝説、神話とまで言われた彼ら。
去年3月の大復活ライヴを機に、こうして驚愕のアルバムを届けてくれたのだ。
ベースのバンちゃんは参加できず、とっても残念だけど。
若年性パーキンソン病に侵されているボーカルのポールが、自身の息子とのツインヴォーカルによって、以前の若気の至りとは真逆の、正直で真摯な、円熟した詩を歌っている。
「俺たちの星が悲鳴あげ泣いてる 生きる道はその足下にきっと落ちてる」
マジメか!と突っ込まれても、マジメでいいんだ!と叫びたい。
しかし、すごい音・音・音!
ギターもドラムもハンパない。
もう、本気なんだよ。カッコつけてないんだよ。
なんて素敵なんだろうか、このオジサンたちは。
いつも自分たちの「素直」を貫いては、ファンを裏切ってきたけど、今回は、ものすごくものすごく嬉しい裏切りだった。
時代なんておかまいなしに、素直を表現することは、こんなにもカッコいい。
12月のライヴ、今から楽しみで仕方ないっ!!